Mujinの軌跡と栄誉:創業から受賞を重ねた国内外28アワードの歴史
内閣総理大臣賞、経産大臣賞、文科大臣賞から、3度の米RBR50受賞、Forbes Japan第1位まで。Mujinが創業以来獲得してきた国内外28の主要アワードの全貌を解説。
Mujinは2011年の創業以来、「過酷な労働から人々を解放する」というミッションを掲げ、産業用ロボットの知能化技術(Machine Intelligence)の社会実装を牽引してきました。
その革新的な技術難易度、社会課題解決への貢献、そして急速な事業成長に対し、国内外の政府機関、学会、産業界、テックメディアから数多くの栄誉ある賞をいただいています。
本記事では、内閣総理大臣賞・経済産業大臣賞・文部科学大臣賞や、米国ロボティクス最高峰のRBR50アワード(通算3度受賞)を含む、国内外28に及ぶ主要アワードの歴史を3つの領域に分けてご紹介します。
コアプロダクト部門(6冠)
MujinController
世界初となる複数メーカーロボットの共通知能制御技術。内閣総理大臣賞、経産大臣賞、文科大臣賞、日本機械学会賞を受賞。
企業・リーダーシップ部門(11冠)
Corporate & Leaders
Forbes JAPAN Startup of the Year第1位、JEITAベンチャー賞、Deloitte Fast 50、CSA賞など企業成長と組織力を評価。
ソリューション部門(11冠)
Intelligent Solutions
ロジスティクス大賞(通算4度)、米RBR50(通算3度)、日本産業技術大賞。現場課題を解決する実機システムを表彰。
1. コアプロダクト「MujinController」に関する受賞
Mujinのすべての知能自動化ソリューションの中核を成すのが、リアルタイム動作計画(Motion Planning)と3Dビジョン認識を統合したMujinControllerです。
教示(ティーチング)を不要にし、ロボット自身がリアルタイムに障害物を回避しながら最適軌道を自己計算するこの技術は、ロボット工学の常識を覆すブレイクスルーとして、技術・学術・イノベーションの各分野で最高峰の評価を獲得しています。

1. 第7回 ロボット大賞 経済産業大臣賞(2016年)
創業から5年目、Mujinにとって記念すべき最初の大型受賞となったのが、経済産業省などが主催する「第7回 ロボット大賞」における経済産業大臣賞でした。

- 授与組織: 経済産業省、一般社団法人日本機械工業連合会
- 評価のポイント: 自動車産業だけでなく物流のピッキング工程の自動化を推進し、労働力不足という社会的課題解決への貢献と生産性向上に寄与した点。タッチパネルを用いた直感的な操作環境と、ロボットメーカーを選ばない汎用性によって、産業用ロボットの適用範囲を大きく拡大した点が高く評価されました。

2. 第10回 日本ロボット学会 ロボット活用社会貢献賞(2018年)
日本ロボット学会が主催する本賞では、「Mujinコントローラによる教示レス・ロボットシステム普及による人手不足等の社会問題解決への貢献」が認められました。

- 授与組織: 一般社団法人 日本ロボット学会
- 評価のポイント: ロボットの普及を阻んでいた最大の要因である「ティーチング作業」を完全に排除し、多様な実現場へ産業用ロボットを浸透させ、少子高齢化に伴う労働力不足の解決へ道を開いた知見と活動が称えられました。
3. 2018年度 日本機械学会賞(技術)(2019年)
機械工学分野で最も長い歴史と権威を誇る「日本機械学会賞」において、画期的な新技術として表彰されました。

- 授与組織: 一般社団法人 日本機械学会
- テーマ: 完全ティーチレス・知能ロボットコントローラ(Mujinコントローラ)の開発・商品化
- 評価のポイント: 世界中の研究者が長年成し得なかった「動的障害物回避を含むリアルタイム動作計画」の実用化に成功した技術的難易度の高さ、および機械工業界全体への波及効果の大きさが評価されました。
4. 第2回 日本オープンイノベーション大賞 内閣総理大臣賞(2020年)
内閣府が主催する本アワードにおいて、**全応募案件の中で最高位となる「内閣総理大臣賞(大賞)」**を受賞しました。

- 授与組織: 内閣府
- 評価のポイント: 一スタートアップでありながら、産業用ロボットメーカー大手8社を巻き込み、規格の異なる各社ロボットを共通制御できるオープンな知能化プラットフォームを確立。日本のモノづくりの強みとスタートアップの機動力を掛け合わせた、オープンイノベーションの最高峰ロールモデルとして選出されました。

5. 第27回 日本MH(マテリアル・ハンドリング)大賞 特別賞(2020年)
- 授与組織: 一般社団法人 日本マテリアル・ハンドリング(MH)協会
- 評価のポイント: 多種多様な荷物の形状・位置・状態を3Dビジョンで瞬時に捉え、滑らかな最適軌道で把持・搬送するシステムの実用化、および物流・工場現場への継続的な普及実績が評価されました。
6. 第9回 技術経営・イノベーション大賞 文部科学大臣賞(2021年)
優れた技術開発とそれを事業化へ導いたマネジメント力を称えるアワードにおいて、文部科学大臣賞を受賞しました。

- 授与組織: 一般社団法人 科学技術と経済の会(JATES)
- 評価のポイント: 不可能とされていた複雑作業の自動化を成し遂げた深い構想力と技術経営(MOT)。世界中から優秀なエンジニアを集結させ、研究開発から実運用までを一気通貫で推進する組織構築が高く評価されました。

2. 経営・企業評価・リーダーシップに関する受賞
優れたプロダクトを支えるのは、不屈の情熱を持つリーダーシップと、世界26カ国以上から集まった最高峰のエンジニアリングチームです。
グローバル展開、急激な売上成長、組織づくりにおいても数々の表彰を受けています。
7. 第2回 JEITAベンチャー賞(2017年)

- 授与組織: 一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)
- 評価のポイント: 電子情報技術産業の総合的な発展に貢献するベンチャー企業として、知能ロボットによる製造業のパラダイムシフトへの貢献が称えられました。
8. 第19回 企業家賞 チャレンジャー賞〈ロボット大国ニッポン創造賞〉(2017年)

- 授与組織: 企業家ネットワーク
- 評価のポイント: 「ロボット大国ニッポン創造賞」という冠のもと、大手メーカーが手を出せなかった頭脳部分(ソフトウェア・コントローラ)で世界に打って出る果敢なベンチャー精神が評価されました。
9. Japan Venture Awards 2018 中小企業庁長官賞(2018年)

- 授与組織: 独立行政法人 中小企業基盤整備機構
- 評価のポイント: 創業以来の高い成長性と、産業界全体に与えるイノベーションインパクトを評価。
10. 2018 Japan-US Innovation Awards Emerging Leader(2018年)

- 授与組織: 北カリフォルニア・ジャパン・ソサエティ、スタンフォード大学米国アジア技術経営研究センター
- 評価のポイント: 日米イノベーションアワードにおいて、世界市場を変革しうる日本発の急成長イノベーション企業として選出。
11 & 12. Deloitte Technology Fast 50 / Fast 500(2018年)

- 日本国内: Deloitte Japan Technology Fast 50 第5位(売上高成長率 691.6%)
- アジア太平洋地域: Deloitte Asia Pacific Technology Fast 500 第71位
- 意義: 実ビジネスにおける爆発的な成長スピードが数字として実証されました。
13. AI/SUM World 30 日経賞(最優秀企業賞)(2019年)

- 授与組織: 日本経済新聞社
- 評価のポイント: 世界最高峰のAIサミット「AI/SUM」において、実社会へAI・ロボティクスを最もインパクトある形で実装しているトップ企業として「日経賞(最優秀企業賞)」を受賞。
14. LinkedIn TOP STARTUPS 第5位(2019年)
- ビジネス特化型SNSのLinkedInが独自のデータに基づき、「今もっとも働きたい日本のスタートアップ」を選出。優秀な人材が集まる企業として国内第5位にランクイン。
15. Business Insider “100 people transforming business in Asia”(2020年)
- 米国ビジネスメディアBusiness Insiderにより、アジアのビジネス環境を革新する100人のリーダーとして、CEO滝野およびCTOローゼンが選出されました。
16. スタートアップワールドカップ 2023 東京予選 — スタートアップオブザイヤー2023(2023年)

- 授与組織: Pegasus Tech Ventures(シリコンバレーを拠点とするグローバルVC)
- 評価のポイント: 世界50カ国以上で予選が行われる世界最大級のグローバルピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ」東京予選にて、スタートアップオブザイヤー2023に選出。産業AIによる社会インフラ変革と、米国・欧州・アジアへのグローバル展開が評価されました。
17. 第6回 CSA賞(2026年)

- 授与組織: 一般社団法人 人材育成推進協議会
- 評価のポイント: 20代に薦めたい「次世代型人材」創出企業として選出。世界最前線のエンジニアリング現場で若手が大きな裁量権を持ち、急成長できる組織環境が評価されました。
3. 知能自動化ソリューション&現場実装に関する受賞
Mujinの真骨頂は、ソフトウェア理論を現場の実機ロボットへ結びつけ、お客様の稼働ラインで24時間365日安定して結果を出し続ける「現場力」にあります。
国内物流の権威であるロジスティクス大賞から、米国の最前線ロボティクスアワードまで、現場導入ソリューションへの受賞歴です。
18. 第35回 ロジスティクス大賞 選考委員会特別賞(2018年)

- 共同受賞: アスクル株式会社様、株式会社Mujin
- テーマ: Eコマース物流における世界最先端のピースピッキング自動化の実現
19. 第61回 十大新製品賞 日本力(にっぽんぶらんど)賞(2018年)

- 授与組織: 日刊工業新聞社
- 評価のポイント: 日本のモノづくり技術の国際競争力を高める優れた製品として「完全教示レス知能ロボットコントローラ」が選出。
20. APAC Business Awards 2020(2021年)
- 受賞部門: Best for Manufacturing Automation Solutions 2020
- 授与組織: APAC Insider(英国)
- 評価のポイント: アジア太平洋地域の製造業において、最も信頼性の高い自動化ソリューションプロバイダーとして表彰。
21. 2021 RBR50 Robotics Innovation Award(米国・2021年)

- 授与組織: Robotics Business Review(米国)
- 評価のポイント: 世界のロボティクス業界を牽引する革新的な企業・製品トップ50を表彰するグローバルアワード。北米マテハン大手Material Handling Systems(MHS)社との協業による、マルチピックピッキングシステムの先進性が世界に認められました。
22. 2021年度 ロジスティクス大賞 ロボティクス・イノベーション賞(2021年)

- 共同受賞: パルシステム生活協同組合連合会様、株式会社パルライン様、株式会社Mujin
- テーマ: 混載デパレタイズおよび仕分け工程の自動化による、人にやさしい持続可能な物流拠点の構築

23. 第52回 日本産業技術大賞 審査委員会特別賞(2023年)

- 授与組織: 日刊工業新聞社
- テーマ: 知能ロボットとAGV連携による多品種ケースハンドリングシステム
- 評価のポイント: 産業ロボット単体の制御を超え、複数台の無人搬送車(AGV)と統合連動させ、倉庫全体の荷受け・搬送・仕分けを完全自動化する総合エンジニアリング力が評価されました。

24. 2023 RBR50 Robotics Innovation Award(米国・2023年)
- 授与組織: Robotics Business Review(米国)
- テーマ: マルチピック・エンドエフェクター搭載の知能ピースピッキングロボット
- 評価のポイント: 1回の動作で複数個のSKUを同時に認識・把持・仕分ける画期的なエンドエフェクターと知能制御により、ピースピッキング工程のスループットを倍増させたイノベーションが2度目のRBR50選出に繋がりました。
25. 2023年度 ロジスティクス大賞 技術革新特別賞(2023年)

- 共同受賞: センコーグループホールディングス株式会社様、株式会社センコー様、株式会社Mujin
- テーマ: 混載パレタイズロボットによる出荷工程自動化と物流DXの実現
26. 2024 RBR50 Robotics Innovation Award(米国・2024年)
Mujin米国拠点(Mujin Corp.)が主導し、日米欧の技術力を結集して開発した**コンテナ自動荷降ろしロボット「TruckBot」**が、通算3度目となるRBR50を獲得しました。

- 授与組織: Robotics Business Review(米国)
- テーマ: トラック荷降ろし工程の完全自動化を実現する革新的知能ロボット「TruckBot」
- 評価のポイント: 物流センターで最も過酷かつ危険とされてきたコンテナ内の荷降ろし(デバニング)作業において、1時間あたり最大1,000ケースを処理し、15mのコンテナ深部まで自律進入する圧倒的なハードウェア&ソフトウェア統合力が国際的に絶賛されました。
27. 第1回 日本物流大賞 先進技術活用賞
- 共同受賞: 株式会社三五様、株式会社Mujin
- テーマ: 三五福田工場における次世代自動化トータルソリューション(WCS・AGV・知能ロボット)による工場内物流刷新
28. 2026年度 ロジスティクス大賞 技術革新特別賞
- 共同受賞: 株式会社三五様、株式会社Mujin
- テーマ: フィジカルAIとデジタルツイン技術を活用した抜本的な工場物流改革プロジェクト
- 評価のポイント: 工場内の搬送から保管、集荷、ピッキングまでをデジタルツイン空間上で事前シミュレーションし、実機フリートをリアルタイム最適制御することで、工程間の滞留ゼロを達成した先進性が評価されました。
4. 更なる挑戦へ:Machine Intelligenceで世界を変える
28もの栄誉ある賞をいただけたことは、Mujinの技術革新が社会に必要とされ、価値を生み出している証左であり、何よりもお客様やパートナー企業の皆様のご信頼とご支援の賜物です。
しかし、私たちの挑戦はまだ始まったばかりです。
世界中の工場や物流拠点では、依然として過酷な肉体労働や深刻な人手不足が続いています。私たちはこれからも、机上の空論にとどまることなく、現場の最前線に立ち続け、Machine Intelligenceの力で世界中の現場を解放し続けます。
